helpの後にくる動詞とtoの省略+知覚動詞と使役動詞の説明

helpは簡単な動詞ですが、後ろに動詞をくるとニュアンスが微妙に異なります。ここでついでに使役動詞と知覚動詞とgetについても整理しましょう。

help 原形不定詞 / to不定詞

ざっくりとhelpのバリエーション。
  1. I help. 私は助ける
  2. I help you. 私はあなたを助ける
  3. I help you do the dishes. 私はあなたが皿洗いをするのを助ける
  4. I help do the dishes. 私は皿洗いをするのを助ける
  5. I help you to do the dishes. 私はあなたが皿洗いをするのを助ける
  6. I help to do the dishes. 私は皿洗いをするのを助ける
  7. I help you with the dishes. 私はあなたの皿洗いを助ける
  8. I help with the dishes. 私は皿洗いを助ける

原形不定詞は、toがない不定詞で、簡単に言うと動詞の原形です。
3番目と4番目の例文のdoがこれにあたります。

不定詞はto + 動詞の原形です。
5番目と6番目のto doがこれにあたります。


3番目と5番目の例文だけで比べてみましょう。

3. I help you do the dishes. 私はあなたが皿洗いをするのを助ける
5. I help you to do the dishes. 私はあなたが皿洗いをするのを助ける

日本語に訳すと同じ意味になってしまいますが、違いがあります。

まず、この文脈では3が主流です。
原形不定詞doは、“皿洗いをした”ことを指し示します。helpは原形なので、皿洗いをしたことを前提に助けるといっています。

to不定詞のdoは、これから皿洗いをすることを指し示しています。前置詞toは未来志向なので、このニュアンスが含まれます。

どちらが正しいかというわけではなく、時代や場所によって変わります。 現在は、help+原形不定詞が主流になっています。


不定詞の用法には名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法があります。
参考:不定詞vs動名詞のみを目的語にとる動詞

この中でhelpとよくくっつくのが副詞的用法です。
不定詞の副詞的用法をとる場合、helpのあとにも不定詞が普通にきます。

help to do するために助ける(不定詞の副詞的用法)

help do するのを助ける
help to do するのを助ける (不定詞の名詞的用法(目的語)、マイナー用法)


では、ついでに原形不定詞の関連で出てくる使役動詞と知覚動詞についても一緒に勉強しましょう。


知覚動詞

知覚動詞は、見る(see, watch)、聴く(hear, listen)、感じる(feel)、嗅ぐ(smell)など、五感を使いそうな動詞を言います。

このうち、seeを使って例文を作ってみると・・
  1. I saw you cross the street. わたしはあたなが道を渡るのを見た
  2. I saw you crossing the street. わたしはあたなが道を渡っているのを見た

crossingは現在進行形だけあって、渡っている最中の動作を示しています。でも渡りきっているところは見ていないと。
crossは、渡っているところから渡りきったところを見ています。


この例文に不定詞バージョンの
I saw you to cross the street.
上記の例文がなぜないのかというと、前置詞toは未来志向だからです。

これからすることならto不定詞が使えますが、すでに渡っている渡りきっている状態にはto不定詞を持ってくることができません。

ということで、知覚動詞の後ろにはto不定詞はきません。


使役動詞

使役動詞は、誰かに何かをさせる動詞です。have, make, letがこれにあたります。

同じように、誰かに何かをさせるという意味の動詞で、get, force, allow等がありますが、使役動詞とは異なり、原形動詞をとらずにto不定詞を取ります。原形動詞やto不定詞のかわりに、過去分詞や現在分詞がくることがあります。

文章で説明すると簡単に迷うので、下にまとめてみました。

使役動詞
let + 目的語 + 動詞の原形
make + 目的語 + 動詞の原形 or 過去分詞
have + 目的語 + 動詞の原形 or 過去分詞 or 現在分詞

使役動詞に似ている動詞
get, force, allow等など + 目的語 + to不定詞 or 過去分詞 or 現在分詞


以上です、といいたいところですが、これだけで把握できる人はまずいないということで、1つずつ簡単な例文を作ってみます。

letの使い方

let + 目的語 + 動詞の原形

I let him go.
私は彼を行かせた

誰かに捕まったとき、let me go!と叫ぶびそうな感じです。letの後ろには、動詞の原形しかきません。過去分詞や、現在分詞は来ません。理由はわかりませんが、一言でいうと見たことがありません。letは許可の意味を含み、何々をしても良いよーみたいな意味です。

makeの使い方

make + 目的語 + 動詞の原形 or 過去分詞

I made him pay.
私は彼に払わせた

ここでのmakeは強制的な意味を含みます。命令するときに使います。

letは原形しか来ませんでしたが、makeは原形と過去分詞が来ます。
下記の文章の違いを考えて見ましょう。

(1)I can make myself understand in English.
(2)I can make myself understood in English.

(1)がunderstandで原形を使っていて、(2)はunderstoodと過去分詞を使っています。

意味は、
(1)私は英語を理解できる
(2)私は私の英語を(誰かに)理解させられる

(1)は誰かが英語をしゃべっていて、その英語を私は理解できるといっているのに対して、(2)は自分が言った英語を相手に理解されることができる、といっています。この違いは何でしょうか?


(1)I can make myself understand in English.

I make myself understand in English.

I understand in English. +Makeで強制させる。
私は英語を理解する

(1)の例文はそもそも回りくどくて、端的にI understand in English.といったほうがまともです。


(2)I can make myself understood in English.

I make myself understood (by someone) in English.

I am understood by someone in English.
私は英語で誰かに理解される

逆に(2)のunderstoodは受動態なので、分解していくと(1)とは異なる結果になります。

understoodの仲間に、heard(声を伝える)やknown(知らせる)などがあります。


haveの使い方

have + 目的語 + 動詞の原形 or 過去分詞 or 現在分詞

I’ll have him call you.
私は彼をあなたに電話させるよ

NHKのテキストに載っていたんですが、家主が雨漏りに困っていて、家主の友達が腕に良い修理屋に電話させるよというときに使っていた表現です。

ここでのhaveはmakeのような命令口調ではない、その状況を作り出すような感じの意味があります。短く言うと要請です。彼にあたなに電話をするようにお願いする、みたいな感じです。

もし、makeを使ってしまうと、
彼にあなたに電話をするように命令する、みたいな感じになって傲慢な感じがします。

letを使うと、なんか自分が弱そうな立場にいそうな感じがします。


haveは原形以外にも、過去分詞と現在分詞がくることができます。

I had the roof fixed (by him).
私は(彼に)屋根を修理させた

能動態的に書くと下記になります。意味は同じ。
I had him fix the roof.

やっかいなのは現在分詞です。

参考
have +目的語+現在分詞
【講義ノート80】「have+O+分詞」はないでしょ!

(1)The comedian had the people laugh.
(2)The comedian had the people laughing.
そのコメディアンは人々を笑わせた

この違いは・・・、どうもよくわかりません。ただ、laughingのほうが使われやすいかと思います。coming, visiting, waitingなどなど。fix等の動詞の原形がくるものは、時間的感覚が短い感じがします。


get, force, allow等

get, force, allow等など + 目的語 + to不定詞 or 過去分詞 or 現在分詞

まず、getはhaveとほぼ同じように使えます。違いは、原形動詞の代わりにto不定詞を使うところぐらいです。あと、getのほうが口語っぽいです。

過去分詞や現在分詞も、haveと同じように取ることができます。

注意したいところは、目的語がない場合は、allowなどはto不定詞は来ません。
参考:不定詞vs動名詞のみを目的語にとる動詞

×(1)We allow to do something.
○(2)We allow doing something.
○(3)We allow her to do something.
○(4)We allow her doing something.

(2)私たちは何かをするのを許す
(3)私たちは彼女が何かをするのを許す
(4)私たちは彼女が何かをするのを許す

(3)と(4)は基本的に同じですが、使い方によって(4)を使うことができない場合があります。herをdoingすることをコントロールできない場合、(4)の例文は使えず、(3)のto不定詞を使います。

○ He allowed the boat to float away.
× He allowed the boat floating away.
ボートはボート自身をコントロールすることができないので、floatingは使えず、to floatを使うことになります。
参考:allow her to be / allow her being

(3)と(4)は基本的に同じといいましたが、(3)はこれからしそうで、(4)は既にしている感じがします。

They allowed her to sing.(彼女はこれから歌いそう)
They allowed her singing.(彼女は既に歌ってそう)

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