現在完了形の基本とその本質

現在完了形と過去形の違いがはっきりわからない人が多いと思います。そもそもの原因は、その本質的な違いを学校で教わらなかったから。

今回は、現在完了形の基本とその本質を過去形と比べながら説明していきます。

現在完了形の基本

まずは基本事項から見ていきましょう。

現在完了形の基本
have+過去分詞形

用法:経験、完了/結果、継続

経験
I have been to France.
私はフランスに行ったことがあります

完了/結果
I have just finished my homework.
私は宿題をたった今終えました

継続
I have been studying English.
私は英語を勉強しています(以前から)


そのほかの完了形
基本的に現時点が前後に動くだけです。

過去完了形
had+過去分詞形

未来完了形
will+have+過去分詞形

現在進行完了形
have+been+動詞の進行形


完了形の本質と過去形との比較


過去形は過去の一時点のみを指しています。それに対して、現在完了形は過去の一時点から現在までの期間を指しています。

すなわち、過去形は100秒前とか1分前の出来事を指しているのに対して、現在完了形は過去から現在までの間、1時間とか10日間という期間を通した出来事を指しています。

これが、完了形の本質です。
この本質を元に、完了形の用法、経験、完了/結果、継続を見ていきましょう。


現在完了形の経験用法

I have been to France.
私はフランスに行ったことがあります

生まれてきてから今までの間に、フランスに行ったことがあると表現しています。

これを過去形にすると、

I went to France.
私はフランスへ行きました

この文には微妙な箇所があります。過去形は過去の一時点を示しているのに、I went to France.では何時行ったのかわかりません。

そのため、過去形として正しい文は

I went to France three years ago.
私は3年前にフランスに行きました


完了形も過去形も結局同じことを言っているのかというと、違います。

完了形はフランスに行ったことがあるというのを重視している対して、過去形は“3年前”にフランスに行ったことを重視しています。

完了形の経験:イベントを強調
過去形:過去の一時点(時間)を強調


現在完了形には過去の日付を入れることができないというルールがあります。

× I have been to France three years ago.
生まれたときから今までの間で3年前にフランスにいったことがある

過去の時点と期間がごちゃ混ぜになった文になります。


過去完了にすると、現時点を3年前に動かすことができます。

× I had been to France three years ago.
生まれてから3年前までの間にフランスに行ったことがあった

非常に気味の悪い文章になります。経験を語るのに、そもそも現時点を過去に動かす理由がありません。ということで、経験とagoはおそらくほとんどくっつきません。(since..yeas agoという表現はあります)

過去完了形の経験でありそうなパターンで、昔のある時期での経験をいう場合があります。

△ I had been to France when I was a child.
私が小さい頃の時までにフランスに行ったことがありました。

変な文章です。

そもそもおかしくなっているのが時間を重視した言い方をしようとしているのに、イベントを重視する完了形で書こうとしているためです。


完了形にこだわらずに、普通に過去形で書くとスッキリ。

I went to France when I was a child.
私が小さい頃、フランスに行きました。

ago(一時点)やwhen(時間間隔は長い場合があるけどそれでも一時点)を使ったまともな過去完了の経験ってない気がします。

では、一時点ではなく期間を示唆してくれるbefore(~まで)を使ってみると

I had been to France before the age of 20.
私は20才までにフランスに行ったことがあった。

同じ意味だけど、beforeをbyやuntilにしてみる
I had been to France by the age of 20.
I had been to France until the age of 20.

経験の過去完了にwhenやagoをつけると時間軸がおかしくなるので、beforeやby、またはuntilなどをつけてあげましょう。

現在完了形の完了/結果用法

I have just finished my homework.
私は宿題をたった今終えました

これを過去形にすると、

I just finished my homework.
I finished my homework just now.
私は宿題をたった今終えました


完了/結果の完了形と過去形の違いは、非常に微妙です。近似しすぎて違いがよくわかりません。

ごく微妙な違いになりますが、過去形はどんなに近くても過去なんです。現時点では関わり合いがない雰囲気を出します。その反面、現在完了形は過去の時点から現在までの期間を指していて、現時点もその期間に入っています。

過去形
宿題がたった今終わった→もう宿題はどうでもいい

現在完了形
宿題がたった今終わった→難しかったなー

ふーん、そうなんだー、と思っておけばいいと思います。おそらく気にしない人がたくさんいます。


ちなみに現在形でも表せたりします。

I am finished with my homework.
I am done with my homework.
私は宿題をたった今終えました

ぴったり終わった感じです。アメリカ英語でよく見られる表現です。フレンズのドラマで言ってました。

現在完了形の継続用法

I have been studying English.
私は英語を勉強しています(以前から)

I studied English for 10 years.
私は10年間英語を勉強した。今はおそらく勉強していない。

I have studied English for 10 years.
私は10年間英語を勉強しています(継続)
△私は10年間英語を勉強したことがある(経験)

I have been studying English for 10 years.
私は10年間英語を勉強しています(継続)


この継続用法で問題になるのが、以下の日本語を言おうとするときに発生します。

私は10年間英語を勉強したことがある(経験)

これを英語にするとどうなるかということ。

完了形の経験用法をもとに英文を作ると、

I have studied English for 10 years.
私は10年間英語を勉強したことがある(経験)
私は10年間英語を勉強しています(継続)

1つの英文が2つの意味に分かれることになってしまいます。

この場合、前後の文脈で判断するか、
前後の文がないような場合、完了形を使わずに過去形で答えるのがベターになります。

10年間英語を勉強したが、2年前にあきらめた。
I studied English for 10 years, but I gave up 2 years ago.

なお、特に前後に文章もなく
I have studied English for 10 years.
と言った場合、“私は10年間英語を勉強しています”という継続用法の意味をとるのが普通です。

下記も同じ継続用法になりますが、一生懸命勉強してるっぽい気がします。
I have been studying English for 10 years.

時間表現 使える/使えない

現在完了形で使える時間表現
過去の一時点から現在までの期間を指す副詞は使うことが出来ます

for 10 years (10年前から現時点)
since 2010 (2010年から現時点)
just (ちょうど:ほんの少し前から現時点)
lately (最近:少しだけ前から現時点)
today (今日の始まりから現時点)
now (今:現時点を強調)
before (以前: 過去の時点がわからないので使える)

現在完了形で使えない時間表現
過去の一時点を指して止まってしまう副詞は使うことが出来ません

10 years ago
when we arrived, ..
last night
yesterday
in 1991
on April

基本的に使えないが、ごくまれに使えるやつ

just now

このjust nowは2つの意味を取ります。
現時点 at this moment
ほんの少し前 a little time ago

基本的には、ほんの少し前という過去を表していて、現在とつながっていないので、現在完了には使えず、過去形のみに使われる副詞です。しかし文中に置くことで、現時点感覚が強くなるらしく、例えばhave just now finished…と現在完了で使える場合があったりします。ただし、文中の中に入れればOKというわけではなく、ごくまれに文中に入れれば自然な感じがする場合があると・・・。

“少しだけ前”という意味で現在完了の中で使えるのは限られるとして、

“現時点”という意味なら、nowが現在完了で使えるんだからjust nowも現在完了で使えても良さそうなはず、でも現時点という意味ではjust nowを現在完了で使えません。理由を調べましたが答えは出てきませんでした。

結論、just nowは現在完了でも文中で使える場合があるけど、文末、文頭では使えない、しかも文中でもほとんどの場合で変な感じになる。just nowは危険すぎるので現在完了では使うなとのことでした。

過去完了になると、
文章の意味によって普通にwhenやagoが使えたりするので注意しましょう。


現在完了形のどうでもいい余談


日本語で完了というと、ちょうど終わったところ、一時点だけを指していそうです。

でも実は現在完了形は英語ではPresent Perfectと言います。

時間をパーフェクトにカバーしている感じです。

パーフェクト形と名前を変更するだけで、混乱する人が減る気がします。いやどうでしょ?

おすすめのオンライン英会話

DMM英会話は月額5500円で毎日25分の英語のオンラインレッスンを受けることができます。毎日25分コースならオンライン英会話の中で一番安いです。日本語のサポートや、プラスネイティブプランを選ぶとアメリカ人などのネイティブ講師も選ぶこともできます。無料で使える英語の教材もたくさんそろっています。

DMM英会話の評価と比較とネットの評判の詳細

NativeCampは月額5000円で1日何回でも英語のレッスンを受けることができます。とにかく英語に慣れるために毎日レッスンを何回も受けたい場合におすすめのオンライン英会話です。体験レッスンで7日間レッスンが無料で受け放題になるキャンペーンもやっています。

NativeCampの評価と比較とネットの評判の詳細

Rarejobはオンライン英会話シェア1位で2007年からレッスンを行っています。英語の講師はフィリピン大学などの難関大学出身なので英語がしゃべれるだけでなく教養もあります。専門学科から講師が選べるので、自分にとって興味のある話ができる講師を選ぶことができます。

Rarejobの評価と比較とネットの評判の詳細



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。